| 医院名 |
|---|
| イリョウホウジンシャダンアイセイカイ コウザトイイン 医療法人社団愛生会 上里医院 |
| 院長 |
| クメガワ ヒロシ 久米川 浩 |
| 住所 |
| 〒762-0011 香川県坂出市江尻町836-5 |
| 診療科目 |
| 胃腸内科・内科・外科・麻酔科・リハビリテーション科 (訪問診療) |
| 電話番号 |
| 0877-45-8111 |
インフルエンザは、インフルエンザにかかった人のくしゃみや、つばなどと一緒に放出されたウィルスを、鼻腔や気管等に吸入することで感染します。
日本では例年11月から4月に流行し、いったん流行が始まると短期間で乳幼児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込みます。特に高齢者や呼吸器等に慢性の病気をもつ方は重症化しやすく、生命の危険も伴うため、注意が必要です。
また、子どもがインフルエンザにかかると、まれに急性脳症を起こして死に至ることもあります。
現在、インフルエンザはAソ連型(H1N1)、A香港型(H3N2)、B型の3種類が同時に、あるいは混在して、それぞれが毎年少しずつ変異しながら流行を続けています。
インフルエンザワクチンの接種は、インフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防し、健康被害を最小限にとどめることができます。ワクチンの効果は、年齢や本人の体調、そのシーズンのインフルエンザの流行株とワクチンに含まれている株の合致状況によって変わります。
ワクチンの接種を受けないでインフルエンザにかかった65歳以上の健康な高齢者について、もし接種していたら、約45%の発病を阻止し、約80%の死亡率を阻止する効果があったと報告されています。特に65歳以上の方や、基礎疾患のある方、乳幼児(1歳以上6歳未満)は、インフルエンザが重症化しやすいため、かかりつけ医とよく相談のうえ、接種を受けることをおすすめします。
65歳以上の高齢者および60~65歳未満で基礎疾患(気管支ぜんそく等の呼吸器疾患、慢性心不全、先天性心疾患等の循環器疾患、糖尿病、腎不全、免疫不全など)がある方に接種できます。
インフルエンザの発症と重症化を防ぎたい方すべてが任意接種の対象です。
インフルエンザウィルスは毎年のように変異しながら流行を繰り返しています。これに対応するために、原則的に予防接種は毎年必要です。流行期である初冬から春先に備えて遅くとも12月中旬までにワクチンの接種を済ませておくとよいでしょう。また、ワクチンの予防効果は接種後2週間からはじまり、5カ月間は持続するといわれています。
WHOの専門会議で次シーズンに向けたインフルエンザワクチンに用いる候補株が選定されます。WHO推奨株を参考にして、あわせて日本の流行状況等から予測を行い、またワクチンの製造に適した株を選択し、毎年5~6月頃に次のシーズンのワクチン株が決定されます。
※他の予防接種を受けるときは6日以上あけてください。
予防の基本は流行前にワクチン接種をすることですが、あらかじめ予防するには日常生活においても注意が必要です。
特に、空気が乾燥するとかかりやすくなるので、高齢者や慢性疾患をもっている方、疲労気味や睡眠不足の方は、以下のような点に注意してください。
※いわゆる風邪薬はインフルエンザウィルスに直接効くものではありません
インフルエンザは症状が出てから3~7日間は他人にうつす可能性が高いので、人の多く集まるところへの外出は避けましょう。学校保健安全法では、「発症後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼稚園児については3日)が経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています。ただし、病状によって伝染の恐れがないと認められたときはこの限りではありません。いずれの場合も、ムリをせず、十分に体力が回復してから復帰しましょう。
昨今、抗インフルエンザ薬が投与され、感染力が消失していない段階でも解熱する状況が生じ、解熱のみを基準にした出席停止期間では、感染症のまん延予防という目的が達成できないおそれがある
| 「発症後五日を経過するとウィルスがほとんど検出されなくなる」という研究報告を踏まえ、「発症した後五日を経過し、かつ、解熱した後二日を経過するまで」と出席停止期間を改める |
| 低年齢者ほどウィルス排泄が長期に及ぶという医学的知見を踏まえ、「保育所における感染症対策ガイドライン」(平成21年8月厚生労働省)にならい、幼児は「発症した後五日を経過し、かつ、解熱した後三日を経過するまで」 |
※各画像をクリックすると拡大します
インフルエンザの治療を受けた後でも、次のような症状を認める場合は、
すぐに医療機関を受診しましょう。
また、下記以外でもいつもと様子が違って心配な場合は、医療機関に相談してください。